富士市で注文住宅を建てようと考えている人から近年注目を集めているのが、高気密・高断熱住宅。実際のところ、高気密・高断熱住宅とはどんな家のことをいうのか、住心地はどうなのか、気になっている人も多いでしょう。この記事では、高気密・高断熱住宅の特徴やメリット・デメリット、注意点、さらに富士市で高気密・高断熱住宅を得意とする工務店もご紹介します。富士市で高気密・高断熱住宅を検討している人は、ぜひチェックしてみてください。高気密住宅とは引用元:Unsplash高気密住宅とは、窓枠や壁、天井などと外部との隙間が少なく、気密性が高い住宅のことを指します。一般的な住宅は、目では確認できないほどのわずかな隙間ができていることがあり、そこから外気や室内の空気が出入りしてしまいます。隙間が多いほど、冬の場合は室内の暖かい空気を逃し、外の冷気を取り入れてしまうのです。高気密住宅は、わずかな隙間も気密テープや防湿シート、断熱材などで埋めることで気密性を高めています。高断熱住宅とは引用元:photoAC高断熱住宅とは、外壁と内壁の間に断熱材を入れたり断熱性の高い窓を使ったりすることで、断熱性を高めた住宅のことを指します。断熱性の低い住宅は、壁や窓から屋外の熱が伝わりやすく、室内の熱も逃げやすいため、季節によって外気温の影響を受けやすいです。高断熱住宅は、断熱材の中でもより性能の高い断熱材を使用したり、複層ガラスや断熱サッシを使用したりすることで、屋外と室内の熱の移動を少なくしています。高気密・高断熱住宅の5つのメリット引用元:photoAC高気密・高断熱住宅にはさまざまなメリットがあります。ここでは主なメリットを5つ紹介するので、ぜひチェックしてみてください。季節を問わず快適に過ごせる気密性と断熱性を高めた家は外気温の影響を受けにくく、室内の空気や熱も逃げにくいのが大きな特徴です。夏は涼しく冬は暖かい状態に保つことができるため、年間を通して快適に過ごすことができます。ヒートショックが起こりにくい冬に多いヒートショックは、「リビングは暖かく、浴室やトイレは寒い」といった急激な温度変化により、血圧の乱高下や脈拍の変動によって起こります。高気密・高断熱住宅は部屋ごとの温度差が少ないため、ヒートショックのリスクを回避できます。光熱費を抑えられる高気密・高断熱住宅は冷暖房の効きがよく、設定温度を抑えて使用することで光熱費の節約につながります。光熱費が抑えられるということは、CO2の排出を抑えることにつながり、環境にもやさしいというメリットがあります。防音効果が高い断熱性が高い家は、壁の中の断熱材が音を吸収してくれます。さらに気密性が高い家は、外気の侵入を防ぐように音の出入りも防いでくれます。外の音を気にせず静かに過ごしたい場合や小さなお子さんやペットがいる家庭も安心して生活することが可能です。効率よく換気ができる2003年に設置が義務化された「24時間換気システム」は、窓を開けなくても空気を循環させることが可能な仕組みです。外気を吸気口から取り込み、室内の空気を排気口から出し、一般的には住宅半分の空気が1時間程度で入れ替わるようになっています。気密性が高い家は無駄な漏気を防げるため、より効率の良い換気が可能です。高気密・高断熱住宅の2つのデメリット引用元:photoAC高気密・高断熱住宅には多くの魅力がありますが、デメリットも理解しておくことが大切です。ここでは2つのデメリットを紹介するので、ぜひ確認しておきましょう。建設費用がかかる住宅において高気密・高断熱を実現するためには、適切な設計や、高性能な建築資材や設備の導入が必要です。そのため建設費用は高めになってしまう傾向にあります。しかし建築後は光熱費やメンテナンス費用が抑えられることを考えると、長期的に見れば必ずしも高いとはいえないでしょう。 空気が乾燥しやすい高気密・高断熱住宅は、外気からの湿気の流入が少ないため、冬場は特に乾燥しやすくなってしまいます。乾燥が気になる場合は、加湿器を使用したり洗濯物を干したりするなどの対策が必要です。また、乾燥しやすいという特徴は、洗濯物がよく乾くというメリットにもつながります。高気密・高断熱住宅の注意点引用元:photoAC年間を通して快適に過ごせる高気密・高断熱住宅ですが、実は気をつけておくべきポイントもあります。ここでは2つの注意点を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。石油ストーブの使用には注意が必要石油ストーブは一酸化炭素中毒を引き起こすおそれがあるため、高気密・高断熱住宅での使用には向きません。窓を開けて十分な換気をしながらであれば使用できますが、せっかくの気密性能と断熱性能が発揮できなくなってしまいます。高気密・高断熱住宅はエアコンのみでも十分暖かいため、実際には石油ストーブは必要ないと感じるでしょう。性能は施工に左右されやすい気密性や断熱性は、どんなに高い性能の建築資材を使用していても、施工の良し悪しに左右されてしまう部分があります。そのため、施工の依頼先は慎重に選ぶことが大切です。高気密・高断熱の家づくりに力を入れている実績豊富な会社や、省エネルギー対策等級4相当を上回る施工を目指している会社を選ぶと良いでしょう。気密性能・断熱性能を表す数値引用元:Pixabay高気密・高断熱の家づくりを考えている人は、「C値」や「UA値」という数値を目にしたことがある人もいるでしょう。なかなか見慣れない数値かもしれませんが、これは気密性能・断熱性能を表す数値です。ここではそれぞれの数値の意味や見方について解説していきます。気密性を表す「C値」C値とは気密性を表す数値で、「相当隙間面積」のことを指します。サッシの隙間や釘の穴、部材の隙間など、建物に隙間がどれくらいあるのかを表します。この値が小さいほど、気密性が高いということを表しています。 断熱性を表す「UA値」UA値とは断熱性を表す数値で、「外皮平均熱貫流率」のことを指します。壁や床、窓、天井、屋根などの面だけを通って逃げる熱の割合を、面の合計で割った値です。この値が小さいほど、断熱性が高いということを表しています。富士市で高気密・高断熱住宅を建てるメリット・デメリット引用元:photoAC富士市は南に面した太平洋の影響を受けて、温暖湿潤な海洋性気候となっています。海洋性気候は年間を通して温暖で気温の年較差や日較差が少ないという特徴があります。デメリットを強いて言うのであれば、海洋性気候よりも、気温差の大きい大陸性気候の方が高気密・高断熱住宅の良さを最大限に活かせるという点でしょう。しかし、温暖湿潤な海洋性気候であっても夏の暑さや冬の寒さは厳しいため、高気密・高断熱住宅であれば、年間を通して快適に過ごすことができます。冷暖房効率が良いため、高騰する電気料金への対策にもなります。富士市で高気密・高断熱住宅を建てるなら「イデキョウホーム」がおすすめ引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ静岡県富士市にあるイデキョウホームは、昭和23年創業の工務店です。高性能の住まいを手が届く価格帯で提供することを大切に、自社生産による断熱材を使用した高気密・高断熱の家づくりに力を入れています。自社工場でつくる「富士産eco断熱」というセルロース断熱材は、紙のまちである富士市の地元新聞紙由来で、サスティナブルで環境にやさしい断熱材です。高気密・高断熱に自信があるからこそ、イデキョウホームでは全棟気密測定を行っています。高気密・高断熱はもちろん、耐震や耐火、白あり対策まで、住まいを守り長持ちさせるためにあらゆる側面から家づくりを真剣に考えて標準仕様で提供しています。ここではイデキョウホームの高気密・高断熱住宅の施工事例を2つご紹介します。【「イデキョウホーム」の公式ホームページはこちら】冬も夏も薄着で快適に過ごせる「全館空調&屋上庭園付きの省エネ住宅」引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ「広い庭のある家で子どもをのびのび育てたい」というご夫婦の希望で、屋上庭園を採用。エアコン一台で家全体の温度と湿度を一定に保つ全館空調システムを導入し、夏も冬も薄着で快適に過ごせる住まいになっています。吹き抜けのリビング、ランドリールームから浴室直行の家事ラク動線、階段下を活用したスタディコーナーなど、暮らしを楽しむ上手なアイデアが随所に施されています。全館空調の二世帯三世代住宅引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ1階に親世帯、2階に子世帯という二世帯三世代住宅。全館空調システムで、親世帯の高齢のおばあちゃんも寒さ知らず、暑さ知らずで快適に過ごせる二世帯住宅を実現しました。親世帯には収納たっぷりのキッチン、子世帯にはステンレストップのオープンキッチンというように、それぞれの生活スタイルや好みに合わせた施工で、二世帯三世代の家族が快適で暮らしやすい住まいになっています。まとめ引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ高気密・高断熱住宅は家全体の気温差が少ないため、小さなお子さんからご高齢の方まで、全ての世代にとって安心して暮らせる住まいです。年間を通して快適に過ごせる家づくりを考えている人には、今回紹介した「イデキョウホーム」は自社生産による断熱材を使用した高気密・高断熱の家づくりに力を入れているためおすすめです。ぜひ高気密・高断熱の家づくりを通して、快適で安心な住まいを手に入れてくださいね。