ひのきの産地でもある富士市で家づくりを考えている人の中には、ひのきの家にしようか悩んでいるという人もいるでしょう。ひのきの家は人気が高いこともあり、実際のところどんな住心地なのか気になりますよね。この記事ではひのきの家の特徴やメリット・デメリット、さらに富士市でひのきの家づくりを得意とする工務店もご紹介します。富士市でひのきの家を検討している人は、ぜひチェックしてみてください。ひのきの家の特徴引用元:Pixabayひのきはヒノキ科の常緑針葉樹で、品質や耐久性の高さから世界最高レベルの建築木材といわれています。日本でも清水寺や歌舞伎の舞台など、古くから使われている歴史があります。現在も住宅はもちろん、浴槽や桶、まな板や枡、寿司屋の飯台など、さまざまな場所で使われ、愛されている木材です。ひのき自体が昔も今も日本人にとって馴染み深いもので、ひのきを使用した家は住み心地がよく、安心して長く住める住宅といわれています。耐久性の高さや抗菌作用は日本の住宅に適しており、木目の美しさや香りの良さも相まって、人気が高いですひのきの家のメリット引用元:Pixabayひのきを使った家にはさまざまなメリットがあります。ここでは主なメリットを5つ紹介するので、ぜひチェックしてみてください。耐久性が高いひのきは強度が高くて硬く、反りが少ない木材です。日本最古の木造建築である法隆寺にはひのきが使われており、1300年経っても美しい姿を保っている様子からもわかるように、ひのきの耐久性の高さは群を抜いています。さらに檜風呂として浴槽にも使われるほど、湿気や水分にも強く劣化しにくい特徴があります。調湿・断熱効果があるひのきに限らず、無垢材には調湿効果や断熱効果があります。調湿効果とは、湿度が高いときには湿気を吸収し、湿度が低いときには湿気を放出する作用です。また、木材は熱伝導率が低いため、断熱作用もあります。ひのきなどの無垢材を住宅に使用することで、湿度や室温が快適な状態に保ちやすくなる効果が期待できます。木目が美しい ひのきは美しい木目と、白くて光沢のある見た目が特徴的です。高級感があり、経年による変化によって表面に艶が現れ、徐々に美しい飴色へと変化していきます。風合いの変化を楽しめるのもひのきの良さであり、木目の美しさは昔も今も変わらず多くの人々の心を魅了し、癒やし続けています。香りが良くリラックス効果があるひのきの香りには、リラックス効果があると実証されています。ひのきに含まれるα-ピネンという香り成分は、副交感神経を刺激して人をリラックスさせてくれる成分です。このようにひのきの香りには、疲れが和らいだり心が落ち着いたりといった森林浴のような効果があるとされており、芳香剤やアロマオイルなどにも活用されています。抗菌作用があるひのきに含まれる成分には高い抗菌作用があるため、細菌の繁殖を抑える効果があります。ひのきの香りは害虫が嫌う芳香でもあるため、ダニなどを寄せ付けない、虫除けとしての効果も期待できます。さらに防蟻効果もあり、シロアリを寄せ付けにくく家を長く維持することが可能です。ひのきの家のデメリット引用元:Pixabayひのきの家には機能性や見た目など多くのメリットがありますが、デメリットを理解した上で使用することが大切です。ここでは主なデメリットを3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。費用が高いひのきは建材として高品質な木材であることから、どうしても高価になってしまいます。生育に時間がかかることや、生育時に手入れの手間がかかることもあり、杉などの木材に比べると割高になる傾向があります。ただし、ひのきは耐久性が高く長期にわたって使用できることから、ランニングコストを考えれば必ずしも高額であるわけではありません。変形の恐れがあるひのきをはじめ無垢材には調湿効果があるため、水分を吸収したり放出したりする中で、膨張や反りなど変形の恐れがあります。特に未乾燥のひのきであるほど、変形のリスクは高まります。ただし、ひのきは湿気や水分に強いため、他の木材に比べれば変形のリスクは低めです。しっかりと乾燥させて含水率を下げた状態で使用すればさらにリスクを下げられるため、丁寧な施工をする業者を選ぶと安心です。着色には向かないひのきは木材の中でも油分が多く塗料が浸透しにくいため、着色には向きません。白く光沢のある木目の質感を生かしたオイル塗装など、そのままの風合いや素材感を生かした仕上げがおすすめです。着色した木材が好みの人には向きませんが、自然の風合いや経年による変化を楽しみたい人にはぴったりの木材です。ヒノキ材を使用する代表的な箇所引用元:Unsplashここまでひのきのメリットやデメリットを紹介してきましたが、ここでは実際に住宅の中でヒノキ材を使用する代表的な箇所を紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。フローリングひのきは耐久性や耐水性の高さから、フローリングに最適な木材といわれています。強度が高く、他の無垢材に比べると傷がつきにくいのが大きな特長です。劣化しにくいため、ランニングコストも抑えられます。また、熱伝導率が低く断熱性に優れていることから、夏は涼しく冬は暖かく快適に過ごせます。さらにひのきは、見た目の美しさからもフローリングに適した素材です。美しい木目と白くて上品な色合いにより、家全体が明るい印象になります。さらに経年により風合いが味わい深くなっていくため、見た目の変化も楽しめます。構造材や柱ひのきは硬くて強度が高く、耐久性や耐熱性の高い木材です。耐水性もあることやシロアリなどの害虫にも強いことから、土台などの構造材としても優れています。さらに見た目の美しさや特有の香りから、柱やむき出しの梁など見える箇所に使用するのにも向いています。ただし、ひのきは価格が高めで家全体に使用するとなると高額になってしまうこともあるため、予算に合わせて考えることが大切です。予算の都合で柱だけ、土台だけなど、部分的に使用するケースも多いです。風呂ひのきの浴槽は、温泉旅館などで目にしたことがある人も多いでしょう。ひのき特有の香りや肌触りの良さから、自宅でも浴槽にひのきを取り入れる人が増えています。ひのきの香り成分に含まれる物質にはリラックス効果があることは前述した通りで、浴槽として使用することでより深いリラックス効果が期待できます。さらに防虫作用や殺菌作用、消臭作用などがあるのも浴室での使用に向いている理由のひとつです。濡れたまま放置してはカビやぬめりが発生してしまいますが、使用後にきちんと水分を拭き取ってしっかり乾燥させることで、きれいな状態を長く保つことができます。ひのきの家が向いている人引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページひのきの家は、長く住み続けたいと思う人や、家で過ごす時間を大切にしたい人に特に向いているといえます。ひのきの耐久性の高さは多くの歴史的建造物を見てもわかる通り、長く住むのに適した木材です。メンテナンスもほとんど必要なく、手入れや修繕などの手間もかかりません。さらに、ひのきは見た目や香り、風合いなどのさまざまな要素によって、居心地のいい空間を作りやすい特徴もあります。家で過ごす時間を大切にしたい人や、家で過ごす時間が長い人にとって、快適で過ごしやすい住まいであるといえます。富士市でひのきの家を建てる魅力引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ富士市は南側が太平洋と面しているため、温暖湿潤な海洋性気候であるのが特徴です。年間を通して温暖で、気温の年較差や日較差が少なく比較的過ごしやすい地域です。ひのきの家は古くから日本の気候に合う住まいとして根付いていることもあり、海洋性気候である富士市にも非常に適しています。ひのきがもつ調湿効果や断熱効果は、夏はすずしく、冬は暖かい、快適な空間をつくり出してくれます。さらに富士地区は、針葉樹林の約8割がひのきです。ひのきの産地として良質なひのきが豊富にある富士地区では、地元のひのきを使った家づくりができるのも大きな魅力です。富士市でひのきの家を建てるなら「イデキョウホーム」がおすすめ引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ静岡県富士市にあるイデキョウホームは、地元で育ったひのきを使用した家づくりをしている工務店です。イデキョウホームでは、地産地消の地元木材である「富士ひのき」の4寸柱を全棟に使用しています。さらに自社生産の「富士産eco断熱」というセルロース断熱材を使用した高気密・高断熱な家づくりにも力を入れているのも大きな特徴です。省エネでありながら季節を問わず快適な住まいであることに加え、耐震や耐火、シロアリ対策など、長く安心して暮らせる高品質の家を手が届く価格帯で提供することを大切にしています。ここではイデキョウホームの施工事例を2つご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。【「イデキョウホーム」の公式ホームページはこちら】耐震等級3もHEAT20 G2も“そろう"安心感に包まれる家引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ最も高い耐震レベルである耐震等級3であり、高い断熱性能をもつHEAT20 G2というグレードを叶えたこちらの家は、小さなお子さんを育てるご夫婦にとって安心感の強い住まいです。天井の一部を上げて梁が見えるようになっているリビングは木のぬくもりが感じられ、開放感のある雰囲気をつくり出しています。木の風合いに合わせたナチュラルな空間で、のびのびと子育てができる住まいを実現しました。セカンドリビングのある交流型二世帯住宅引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ二世帯三世代で暮らすこちらの家は、家族が集うLDKが広々としたつくりで、木のあたたかな風合いが特徴的です。天井の一部が上げられており、梁が見えることでさらに開放的な空間になっています。家族が集うリビングの他にセカンドリビングも設計され、親世帯も子世帯もお互いのプライベートを守りながら快適に生活ができる二世帯住宅になっています。まとめ引用元:イデキョウホーム株式会社公式ホームページ日本で古くから愛されているひのきの家は、耐久性が高く快適な空間をつくり出し、住心地が良いことから現在でも根強い人気があります。ひのきの産地である富士市でひのきの家づくりを考えている人には、今回紹介した「イデキョウホーム」は地元産のひのきを使った家づくりに力を入れているためおすすめです。ひのきの家づくりを通して、長く快適に過ごせる住まいをぜひ手に入れてくださいね。