注文住宅の家づくりを進めていく中で「構造計算」という、慣れない単語に戸惑う方も多いのではないでしょうか。一生に一度の買い物とされている注文住宅で、聞きなれない言葉が出てくると不安ですよね。そこで当記事では「構造計算」と、地震に強い家づくりをするための計算方法3種を解説。構造計算だけでなく、構造計算とセットで扱われる計算方法についても解説しています。また、当メディア注目エリアの富士市で、地震に強い家づくりを手がけている住宅会社を3社厳選してご紹介します。地震に強い家づくりに関心がある方は、ぜひ参考にしてください。「構造計算」は地震に強い注文住宅を建てるための計算方法の1つ引用元：photoAC構造計算は、建物や住宅の耐震性・強度を計算で検証する事です。住宅を含め、建物は全て構造を基に造られています。建物における構成は建物を支える柱や梁を指し、この構成がしっかりすることで、初めて安全性を維持できます。大事な家づくりを進める上で、客観的に性能が高いことを証明してもらえると、長く住む上で安心できますよね。構造計算などをまとめたものを「構造計算書」と呼び、建築確認申請時に提出しなければなりません。ただし、一部の住宅及び建物には例外があります。構造計算の費用は？一般的には土地や建物の大きさによりますが、基本的には10万円以上を用意しておくとよいでしょう。高額ではあるものの、安全性を証明してくれるので、家づくりにおいて必要な作業です。地震に強い家づくりをするための計算は「3種類」引用元：photoAC次に、構造計算を含めた強度の計算の種類について解説します。住宅の強度の計算は3種類あり、それぞれの特徴は以下のとおりです。①壁量計算最も一般的な計算方法です。多くの会社が採用しているので、家づくりを進めると高い確率で耳にする単語かもしれません。壁量計算では、台風や地震などによって強度を試算します。②性能表示計算壁量計算と共に、更に細かく試算をします。具体的には、住宅において基盤となる床・屋根・接合部などが含まれています。住宅性能の高さを認められた「長期優良住宅」として認定を受けるために必要な計算方法でもあります。③構造計算住宅においてかかる重力や重さを計算します。積雪・風圧といった項目があり、一時的に発生する重さに対して、建物の骨組みとなる素材がどれほど抵抗するのかを試算します。コストがかかってしまいますが、住宅の安全性を確保するために最も大切な計算方法です。構造計算には4種類あり、住宅性能で使われるのは「許容応力度計算」とされています。家づくりは厳しい構造計算の審査をクリアした耐震等級3がおすすめ引用元：photoAC耐震等級は1から3まであり、数値が高いほど耐震性に優れています。耐震性能の最高ランクである耐震等級3を目指すのであれば、詳細な計算を必要とする「許容応力度計算」が必須条件です。耐震等級3は「許容応力度計算」などを行い、住宅性能評価機関の審査に合格すると、認定を受ける事ができます。「住宅性能表示制度の利用状況」によると2012年の時点で、耐震等級3を取り入れた一戸建て住宅は90.7%でした。家づくりもいざという時に備えるのが当たり前になっているので、耐震等級3を採用している住宅会社を選ぶことをおすすめします。耐震等級2〜3を基準とし、快適に長く住める住宅として国から認証を受けられる「長期優良住宅」というものがあります。認証されると補助金などの優遇措置を受けられるので、気になった方はこちらも併せてご覧ください。長期優良住宅とは？メリット・デメリットや認定基準についても解説！ 富士市で耐震等級3の家づくりを手がけている住宅会社引用元：イデキョウホーム株式会社公式HP最後に、当メディア注目エリアの富士市で耐震等級3の家づくりを手がける住宅会社を3社厳選してご紹介します。依頼先に迷っている方はぜひご検討ください。1.イデキョウホーム株式会社引用元：イデキョウホーム株式会社公式HP会社名イデキョウホーム株式会社本社所在地〒417-0061静岡県富士市伝法1335電話番号0545-52-7711設立1972年7月対応可能エリア静岡県富士市・富士宮市を中心公式サイトURLhttps://www.idekyo.com/イデキョウホーム株式会社は、設立から50年以上、静岡県富士市で家づくりを手がけている住宅会社です。「トップレベルの暮らしやすさを考えた家づくりを」を掲げています。イデキョウホームでは耐震性能の最高ランクである、耐震等級3を標準仕様としています。万が一、大きな地震が起こった時も、イデキョウホームで建てた家なら震度7まで耐えられる事ができます。地震大国と呼ばれる日本で暮らす上で、嬉しいポイントですね。他にも北海道相当の基準の断熱性を取り入れており、高い住宅性能や購入時も購入後も安心の家づくりを実現したい方にはおすすめの住宅会社です。イデキョウホームについて詳しく知りたい方はこちらの記事も併せてご覧ください。イデキョウホームの口コミや評判は？富士エリアで人気のその他の工務店もご紹介2．株式会社建築工房わたなべ引用元：株式会社建築工房わたなべ公式HP会社名株式会社建築工房わたなべ本社所在地〒417-0862静岡県富士市石坂271-5電話番号0545-51-2612設立1990年2月対応可能エリア静岡県富士市、富士宮市、沼津市など公式サイトURLhttps://www.kentiku-koubou.co.jp/株式会社建築工房わたなべは、静岡県富士市に拠点を置く住宅会社です。依頼者が「本当に心から良いと思える家」を目指し、静岡県を中心に展開しています。株式会社建築工房わたなべでは、イデキョウホームと同じく耐震等級3を標準仕様としています。また、大きな地震に備えるために、耐震等級3に加えて地震に対する4つの独自基準を導入しています。これにより、より強い地震に耐えられる家づくりが実現。とにかく耐震性能にこだわりたい、という方にはおすすめの住宅会社です。3.フジモクの家引用元：富士木材株式会社公式HP会社名富士木材株式会社本社所在地〒417-0801静岡県富士市 大渕3800-8電話番号0545-36-1188設立1941年3月対応可能エリア静岡県東部・中部、山梨県南部基準となるUA値0.6以下公式サイトURLhttps://www.fujimokunoie.jp/富士木材株式会社が提供するフジモクの家は、富士市・富士宮市で新築などの注文住宅を手がけている住宅会社です。家づくりに半世紀以上携わり、高い実績と評価を得ています。フジモクの家は、2社と同じく耐震等級3を標準仕様としています。フジモクの家の構造は軸とコーチパネル工法を採用。これにより安定して強く高い品質の耐震・断熱性能を保つことができ、いざという時にも安心して備えられます。また、家の構造には強度の高い無垢材を使用しており、高い耐震性と健康への配慮を同時に実現しています。地震に耐えられる家づくりがしたい方には、おすすめの住宅会社です。最後に引用元：photoACここまで、注文住宅における構造計算について解説してきました。構造計算は地震の多い日本で住む上で、安全を守るための大切な計算方法です。そのため、構造計算などを重ね、厳しい審査をクリアした耐震等級3の家づくりをおすすめします。今回紹介した3社は、いずれも耐震等級3を標準仕様としており、地震に対して備えられる家づくりが叶えられます。家づくりに耐震性を求めている方は、ぜひご検討ください。この記事が注文住宅における構造計算について知りたい方の参考になれば嬉しいです。耐震に強い家づくりをする前に、マイホームの購入費用がお得になる税金特例制度を抑えておくのがおすすめです。こちらも併せてご覧ください。マイホーム購入費用がお得に！税金特例制度の種類や提供条件を解説